3月です! もうすぐ春うららですね。自然界も人間界もザワザワと動きだした気配がします。劇団も2ヶ月に渡る巡演シーズンを無事に勤める事が出来ました。九州一円を駆け巡った2ヶ月間でした。
どこの会場でも温かいおもてなしが心と体に沁みました。また逢おうね! と手を振る子供達の顔が忘れられません。幼少の頃ミュージカルを観て、「いつか大人になったら、子供達の前でミュージカルをやる人になりたい。」と夢に想っていた劇団員がいます。その劇団員は、自分の夢を叶えて子供達に夢と希望を届けるために、自分と闘い、苦痛に耐え、日夜努力して現在の自分を培っています。お客様に自分のパフォーマンスをご覧いただく為に努力する事はパフォーマーにとって至極当然の事です。当たり前の事です。ただ言える事は、目標に向かって努力を続ける事が、自分の人生に春を呼び込む唯一の手段なのではという事です。金銭では決して買えないものです。
ある幼稚園の保護者の方から、とても丁寧なお手紙を頂戴いたしました。『ピノキオ』をご覧いただいたお子様のお母様からでした。お手紙の内容は、『ピノキオ』をご覧になったお子様が、どうしても自分の手でピノキオに花束を渡したかったのに願いが叶わず、帰宅なさってからも「ピノキオさんがもう居ない。もう渡せない。お花をあげたかった。」と胸の興奮がおさまらなかったそうです。
そこでお母様と一緒にお二人で「ピノキオさんにお手紙を書こう!」とお考えになったそうです。そして私たちにそのお手紙が届きました。心が洗われる様なお手紙でした。お子様の豊かな感受性もさることながら、お子様と一緒に悩み、そしてお子様の気持ちを納得させる方法を考えられたお母様も立派だと思います。パフォーマンスをやる側の私たちにとっても改めて教えられるお手紙でした。
若い時の苦労は、買ってでもしろ。何となく人生の意味が分かりかけてきた今だからこそ、この言葉の意味が噛み締められます。人生は多種多様に彩られるでしょうが、その彩りの元は「出会い」です。出会うのは、人であったり、物であったり、文化、芸術、スポーツ、職業など様々です。「出会い」の中から人は刺激を受け、感動し、そこで本当の自分と、本当の自分らしさと出会うのです。「出会い」は、確実に人を成長させる。夢ではなく、目標を持って強い心で生きたいものですね。
さぁ、春です!「出会い」と「別れ」の季節でもありますが、別れたくない人とは何があっても別れずにすむものです。たとえ関わり合う環境が変わったとしても、その人との第2章を始めれば良いのですから。「想う心」が、何事にも必要ですよね。
さて、劇団も新しい仲間が増えました。先日、劇団員オーディションがありまして、貴重な戦力が増えました。頼もしい人材たちです。皆様とも、いずれお会いする事と思います。新人たちの春への扉は開いたばかりですが、きっと自分の目標に向かって、努力してくれると信じてます。新しい仲間の努力と根性に期待したいです。
皆様も、どうか温かくお見守りくださいませ。
それでは、皆様の益々のご活躍をお祈り致しております。
でも、たまには春の陽気に誘われてリラックスされるのも良いかも…。
お互いに素敵な3月を過ごしましょう! お身体くれぐれもご自愛ください!!
【今月の短歌】
幼子の 無垢な心に 咲いた花 夢一座にも 春風が吹く