9月になりました。皆様には、大変ご無沙汰いたしておりました。本当に申し訳ございませんでした。7月、8月と暑さにまいりながらも各種の分野で格闘をいたしておりました。8月生まれだから、夏大好き! だったのですが、今年の夏はこたえました。でも、これから涼しい季節になります。気合いを入れなおして、一段と張り切ろうと思います。
さて、劇団ドリームカンパニー創立15周年記念公演の台本もアップしました!!! タイトルは、ミュージカル『フレンズ〜宇宙(ソラ)にアナタがいるかぎり〜』メインタイトルは、15年前の旗揚げ公演と同じになってしまいましたが、物語は全然違う内容です。それにしてもドリームカンパニーを創設して15年も経ったのが信じられないのが正直な感想です。よく15年も続けられたなと言うのが、率直な気持ちです。15年で、劇団がどう成長したのかを実感できる作品にしたいです。15年間の出会いと別れ、そして再会。劇団の歴史と自分史と仲間との巡り逢いを痛感いたします。。今回の作品のテーマは「人生のシアワセ」です。そのシアワセをでっかく宇宙規模で描きます。壮大な作品になるはずです。脱稿してみて、物書きとして成長していない自分がいた反面、信じられない力を出した自分もいます。この15年間で書かせて頂いた作品の1000名を越すキャラクターが私の体の中を通過していきました。1000名以上の人生を疑似体験する事もできました。これが私の財産です。7月中は、いったい何を書けば良いのか悩み抜きました。自信もなくしてました。そんな時、ふと手にしたある方の本。その方も、ご自分でミュージカル劇団をもたれて脚本を書き続けていらっしゃいました。その方の本の一行に「自分が書きたい事を書く。」の文章がありました。それまでの私は、15周年だ、良い作品を書かなくちゃ、みんなを納得させなくちゃ、などと凡庸な事で頭の中はいっぱいでした。その上、当然ながら他の仕事も山積して執筆だけに集中できるはずもありません。それでもアンテナを張り巡らせて、何かないかと神経を尖らせてました。いつもピリピリしてました。でも、「自分が書きたい事を書く。」の言葉を見た時、目が覚めました。少し自信が蘇りました。そして不安を打ち消す様に書きはじめました。自分が興味がある事、自分が自然体になれる事。そうこうしていると、ドリームカンパニーの劇団員とドリームアップルの子ども達の顔が思い浮かびました。劇団にとっては、節目の15周年です。もちろん劇団員も博多座の舞台に立つ事に楽しみと喜びを感じてくれてます。みんなで記憶に残る作品を創りたい。そう願って書き続けました。劇団にとっても、劇団員にとってもこの公演が最後ではありません。でも、劇団活動の節目にはなります。役者にとっても節目です。
大人も子どもも関係なく同じ土俵に上ります。ですから、いろんな事を考えました。彼には今回はこの役柄で、さらにステップ・アップしてもらおう。彼女は、自分でも気付いていない、引き出せてないこの魅力で開花してもらいたい。子ども達も個性が際立ってきました。児童劇団ドリームアップルを創立して4年目です。みんな、4年前にくらべると心も体もとても大きくなっています。だから、なおさら神経をつかいました。全員に物事の考え方に自我が芽生えて、自分と自分との関わりあい、自分と仲間との関わりあい、自分と役柄との関わりあいについて、さらに深く考える時期です。今の世情では、児童劇団を続ける、児童劇団に所属する事は非常に意義深いと考えます。スポーツもそうですが、演劇も創造力を育みます。自分で考える力を養います。役づくりは、推理ドラマだと思います。台詞やト書き、構成と相手との関わりあいによって自分を探し出すのです。体力も必要です。その体力とは、心と躰の体力です。想像して、表現して、創造する。この過程を体験することで、人は学び成長するのだと考えます。加えて、子どもが演劇、スポーツ、習い事を行う場合に必要不可欠なのが親の理解と協力であり、親と子供との距離感だと思います。特に、この距離感が重要かもしれません。押し付けるでもなく、知らん顔でもない。このバランス感覚をもてる親は素晴らしいです。過保護でもなく放任でもない。私も一人の親として学び考える事が多いです。そして、人様のお子さんと過ごす時間の責任の重さを感じます。学校ではない空間を仲間と共有する事で、子ども達にとっても何かが残るはずです。この何かがとても大切だと考えます。演劇は、厳しい世界です。でも、その何倍も楽しい世界です。想像の世界で戯れる子ども達は、着実に人として必要な生きる力を身に付けています。その成長ぶりを目の当たりにするのが、とても嬉しく大きな喜びです。大人の価値観で子どもの豊かな感性を判断しないことも大切ですね。親は子供を信じて、遠巻きに見守れば良いのです。子供の成長以上に親が成長しないと、いつか子供に見透かされる時が来る。それくらいの覚悟をもって、私も子ども達と接していきたいと覚悟してます。ご縁があって出逢った劇団員と児童劇団員、私からみれば等しく大切な存在です。まさに出会いに感謝です。
15年も劇団活動を続けていると、出逢い、別れ、再会の連続です。人生の縮図のようです。地球が誕生して46億年、人類が人類らしくなって2万年。所詮人間は、100年も生きられれば上等な生き物です。その短い毎日の中で争う事は、なんて愚かな事なのでしょう。最近、よく考えます。「自分は、なんて短気で、思いやりのない人間なのだろう。」心底優しい人をみると、心が洗われます。マザー・テレサは偉大です。ガンジーも偉大です。エジソンは、前向きに生きてました。坂本竜馬は前のめりに倒れました。西郷隆盛は、無私の人でした。吉田松陰は、人を育てました。松下幸之助氏は、人と企業を育てました。与えられた寿命のなかで、人は人へ何を渡せるのでしょう? スーパーマンにはなれないけど、これからも納得のいく毎日を過ごしたいものです。
さて、9月の劇団は、大分、長崎へと公演に出掛けます。大分はファミリーミュージカルの公演です。長崎は、『ほほえみ校区の人々』を『ようこそ! ほほえみ校区へ』と改訂した作品の公演です。主催は、長崎県庁のこども未来課さんです。長崎県では、「ココロねっこ運動」という活動を展開中で、その活動の一環として声をかけて頂きました。そのご担当の方が素晴らしく優秀で熱心な方です。教わる事が多いです。行政に優秀な方がいらっしゃる地域は本当にシアワセですよね。行政に限らず、集団のトップが人間的に優れた人だと、シアワセ度数は高いと思います。人の振りみて、我が振りを直す。そんな今日この頃です。「ようこそ! ほほえみ校区へ」は9月17日(日)の15時から、長崎大学の中部講堂で上演されます。整理券が必要みたいです。ご希望の方は、劇団事務所までご連絡下さい。また18日には、博多座公演の一般オーディションもあります。出演希望の方は、奮ってご参加下さい! 一緒に素敵な舞台を創りましょう!! 今回の博多座公演には、元劇団四季の「ひのあらた」氏を客演にお招きしています。ひの氏もドリームカンパニーの作品は『HERO〜遥かなる夢路を辿って〜』以来の出演です。12年振りに柴崎康二、石村昌子、ひのあらた氏の三人による主演場面が復活いたします。会場は、博多座! 申し分ない場面になる事でしょう。どうぞお楽しみに! チケットは、劇団事務所で9月15日より、プレイガイドでは10月1日より発売いたします。全席指定席になりますので、よいお席はお早めにお買い求め下さいませ。
さぁ! 今月も張り切って頑張りましょう!! 気持ちが滅入ったら、自分を叱咤激励して元気だしていきましょう! 私の今月のテーマは「明朗」と「平穏」です。人や境遇を恨むより、明るく朗らかに、未来を向いて、宇宙(ソラ)を見上げて生きましょう! 宇宙の大きさから見れば、生きていられる事がシアワセなのですからね。それでは、皆様も素敵な9月をお過ごし下さい!
私達も頑張ります!!
2006年 9月